2011-08-03 第177回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
○我部参考人 今の御指摘はそのとおりだと思いますが、ただ、それは日本だけの議論ですね。日本はそのように言っているけれども、米軍はそのようには余り考えていないんだと思います。むしろ米軍は、この地域における安定のために米軍を置いているという考え方をしていますから、逆に言えば、その地域の安定が先に来なければアメリカ軍は考えを変えないだろうと思います。 それから、もう一点ですが、日本の安全保障の点から見て
○我部参考人 今の御指摘はそのとおりだと思いますが、ただ、それは日本だけの議論ですね。日本はそのように言っているけれども、米軍はそのようには余り考えていないんだと思います。むしろ米軍は、この地域における安定のために米軍を置いているという考え方をしていますから、逆に言えば、その地域の安定が先に来なければアメリカ軍は考えを変えないだろうと思います。 それから、もう一点ですが、日本の安全保障の点から見て
○我部参考人 御質問にお答えします。 基地の負担についてどう思うかということですが、基地の負担というのは多分、騒音、環境汚染、さらに言うと犯罪、直接的にすぐ出てくるのがそれなんですけれども、それ以外に、これらが長期化してくるといろいろな、人の健康、それから社会的なひずみ、先ほども出ましたように、子供の健全な成長。 もうちょっと言いますと、社会的なひずみは、経済的なこととつながっていきます。例えば
○我部参考人 こんにちは。琉球大学国際沖縄研究所の我部政明といいます。 きょうは、この委員会で意見を述べる機会をいただきまして、感謝申し上げます。 大学で仕事をしている関係上、ちょっと話が長くなるのが職業病でありますが、なるべく短く、時間のとおり守っていきたいと思っています。うまくいけば、大学の職業病から少し回復して転職が可能かなというふうな気もしないでもありませんが、定年が近いので。それはないかと
○我部参考人 これについては調査において全く触れられていないということですが、存在していないというのが財務省の回答のようです。これは先ほどの不自然な損失というよりも、沖縄返還にかかわる財政取り決め、沖縄返還での財務省ないしは大蔵省のかかわりを示す文書は一切ないということは、外務省よりも大変深刻な問題ではないかというふうに思います。 一億ドル余りのニューヨーク連銀への預金については、これは菅大臣の記者会見
○我部参考人 今の点につきましては、先ほど少し言いましたが、イントロダクションという言葉は何か。イントロダクションという言葉は、討議記録に出てきます。これが装備の持ち込みということ、日本語で言う持ち込みですが、それは、核兵器を日本において配備する、それから貯蔵する、配備、インプレースメントというふうに英語では言っていますが、それと貯蔵、ストレージということをイントロダクションと呼ぶと。ですから、そこにおいては
○我部参考人 おはようございます。我部政明です。 きょうは、早速本題に入りたいと思います。 なぜ今、密約を取り上げるのでしょうか。確かにこれまで、過去の密約について批判をしたり、うそをついたりということを指摘するのは、大事なことではあります。こうした機会は、これまでもあったのではないかと思います。しかしながら、なぜ今これについて答えるのかという視点がなければ、どうしても密約というのは過去に存在していただけだということになってしまうのではないかと